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日本における予防接種施策の基本的な理念は「予防接種・ワクチンで防げる疾病は予防すること」であり、医療機関での実習を受けることが義務付けられている大学生にとって、感染症および予防に関する知識の習得は極めて重要です。
実習においては、患者の安全を守る(学生が感染源にならない)ことや自分自身の安全を守る(患者から感染しない)ために、自らの各種感染症について免疫の状態を確認し、必要に応じて予防接種を行い実習に備える必要があります。
一方で、アレルギーなどによって予防接種を受けることができない場合は記録しておき、実習等において配慮を受けることが必要となります。
以上のことから、「医療従事者のためのワクチンガイドライン第3版※」に基づき、予防接種により免疫をつけておくこと、あるいは接種ができないということを自ら知っておくことが重要です。
各種抗体検査及び、該当のワクチン接種を受けていないと臨床実習及び臨地実習、病院見学、就職用の健康診断書等の発行が出来なくなる可能性がありますのでご注意ください。
※一般財団法人 日本環境感染症学会 医療従事者のためのワクチンガイドライン第3版 2020